田崎史郎氏 東京都の緊急事態解除の見通しに「安倍総理自身は非常に手堅くいこうとされている」

[ 2020年5月20日 15:27 ]

フジテレビ社屋
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 政治ジャーナリストの田崎史郎氏が20日、フジテレビ「直撃LIVE グッディ!」(月~金曜後1・45)に出演、政府が新型コロナウイルス特措法に基づく緊急事態宣言を継続している8都道府県について、21日に専門家の意見を踏まえて総合的に判断することに言及した。

 政府は京都、大阪、兵庫の近畿3府県の一括解除を検討中。首相は14日に8都道府県を巡り、可能であれば31日の期間満了を待たず解除する考えを表明している。

 田崎氏は、東京都の解除の見通しについて「今朝、ある閣僚に聞きましたら、ぎりぎりまで見極めるということを言っていました。ただ全体状況見るとちょっと難しいかなと。先週木曜日(14日)に東京で30人感染者が出たのが響いている」と言いつつ、「当日(21日)にならないと確実なことは言えないという状況です」と説明。そして「安倍総理自身は非常に手堅くいこうとされている。検査庁法改正案の見送りとか、マスクの問題とかいろいろありましたけど、ここは手堅くいって局面が変わった段階でまた別のことで頑張ろうという感じだろうと思います」と話した。

 ◇緊急事態宣言の解除基準 政府は14日に改定した基本的対処方針で、感染状況を巡る目安として「直近1週間の新規感染者数の合計が人口10万人当たり0・5人程度以下」を提示した。そのほか(1)患者が急増しても対応できる医療体制が確保されている(2)医師が必要とするPCR検査が遅滞なく行える体制の整備―を挙げた。解除する際は、これら3つの基準を踏まえ「総合的に判断する」とした。

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2020年5月20日のニュース