羽鳥アナ 厚労省「37・5度4日間」根拠に「キャパシティーの問題だったんだっていうことにオーッと」

[ 2020年3月11日 15:35 ]

羽鳥慎一アナ
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 羽鳥慎一アナウンサー(48)が11日、司会を務めるテレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜前8・00)に出演。新型コロナウイルスによる肺炎(COVID19)が拡大している問題で、厚生労働省が2月17日に公表した、帰国者・接触者相談センターへの相談の目安について言及した。

 厚労省は、風邪の症状や37・5度以上の発熱が4日間以上続くか(高齢者の基礎疾患のある人は2日程度続く場合)、強いだるさや息苦しさがある人は、相談するよう目安を公表していた。番組では、この「4日間」について、今月10日の参院予算委員会で共産党の小池晃参院議員から「これでは重症になる高齢者を見落とすことになるのでは?」と問われた政府の専門家会議副座長で、地域医療機能推進機構理事長の尾身茂氏が「4日というのは普通の人。高齢者や基礎疾患のある人は2日。個人的には初日(1日目)でもいいと思っている」と答弁したと伝えた。また、小池氏がさらに「こういう基準は撤回すべきでは」と問うと、尾身氏は「これは実態として、まだキャパシティーが(少ない)、という問題を考慮した」と答弁。あらためて番組が尾身氏に“4日間”の根拠を聞いたところ「4日間は自宅で経過観察というのは、PCR検査のキャパシティーとのバランスを現実的に考えたから」と回答したという。

 羽鳥アナはこれについて「この4日間の自宅での経過観察っていうのは、医学的に4日ではなくて、(PCR検査の)キャパシティーの問題だったんだっていうことにオーッと思った」と話した。

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2020年3月11日のニュース