劇作家・別役実さん死去 不条理劇の第一人者、82歳・肺炎のため

[ 2020年3月11日 05:30 ]

別役実
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 日本の不条理劇の第一人者として知られる劇作家の別役実(べつやく・みのる)さんが3日、肺炎のため東京都内の病院で死去したことが10日分かった。82歳。旧満州(中国東北部)生まれ。葬儀・告別式は親族のみで行った。喪主は長女林怜(はやし・れい)さん。後日しのぶ会を開く。引き揚げ後、早大で演劇に傾注し、大学中退後、1962年に早稲田小劇場の前身となる劇団を旗揚げ。ベケットの影響を受け「象」など不条理劇を発表した。日本劇作家協会によると、長くパーキンソン病を患い入退院を繰り返し、今年1月から体調を崩していたという。

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