紳助さん「ヘキサゴンファミリーは特別」misonoのYouTubeに登場、復帰は否定

[ 2020年1月14日 05:30 ]

歌手misono(左)と島田紳助さん
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 2011年に芸能界を引退した島田紳助さん(63)が13日、歌手のmisono(35)のユーチューブチャンネルに登場した。引退以降、スポニチ本紙などへの取材対応や後輩歌手のライブへの出演はあったが動く姿を発信するのは初めて。misonoは本紙に「紳助さんが無償の愛で出てくれた」と明かした。反響は大きく再生回数はこの日のうちに130万回を超え、ネット上には賛否の書き込みが相次いだ。

 映像の紳助さんは、キャップに無精ひげの“ちょいワル”ないでたち。引退後に伸ばしていた髪もバッサリ切っていた。「島田紳助という名前で活動していました」と自己紹介し「今は釣りしたりゴルフをしたり、筋トレしたり健全な日々を過ごしております」と近況を語った。

 misonoら数多くのタレントをブレークさせたフジテレビの伝説のバラエティー番組「クイズ!ヘキサゴン2」の司会をはじめ、芸能界の頂点に君臨しながら、暴力団との交際を理由に11年8月23日に引退会見を開き、表舞台を去った。公開された22分の映像では、往時と変わらぬ話術を披露し「(引退後)ストレスなくなった。下痢も止まった。今が一番ええ」と話した。

 この日、スポニチ本紙の単独インタビューに応じたmisonoによると、撮影は11日夜に大阪府内のバーで。紳助さんと“ヘキサゴンファミリー”のタレント山田親太朗(33)が酒を飲んでいる席に合流すると、紳助さんに「ユーチューブ撮ろうぜ」と誘われた。申し訳ないと何度も断ったが「おまえらは今でも子供と思っている。ヘキサゴンファミリーは特別。俺が責任を取る」と言われ、急きょスマートフォンで撮影した。

 気まぐれではなかった。misonoの夫でドラマーのNosuke(30)は精巣がんで闘病中。高額な治療費の足しにするため、山田が昨年から水面下で募金し30万円を用立てた。それを知った紳助さんは「何かできることを」と、ユーチューブの盛り上げ役を買って出た。misonoによると「ノーギャラでやっていただいた」。紳助さんは約40分にわたって話し「ノーカットで編集せず配信して」と申し出た。

 復帰への足がかりとする見方についてmisonoは「全くないとおっしゃっていました」と否定。本紙の取材でも現状、紳助さんに芸能界復帰の考えはない。ただ「トーク力も、話の内容も変わらない。凄く楽しかった」とmisono。近く配信される後編でも、ヘキサゴンの思い出などを楽しげに話しているという。

 動画への反響は大きく、再生回数は公開6時間半で130万回を突破。ネット上には「ホントいまでも話し上手。切れが落ちてませんでした」などの肯定的な意見と「テレビはダメでもユーチューブはOKなのか」などの否定的な意見が入り交じった。いまや私人の紳助さんが今回、誰でも手軽にアクセスできるメディアの動画に出演。今後の動向が注目されそうだ。

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