トゥラブ・藤野志穂脱退で訴訟問題発展も 元所属事務所がコメント発表

[ 2019年11月15日 21:52 ]

今後、訴訟問題に発展する可能性のある元「トゥラブ」の藤野志穂
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 「諸般の事情により」10月18日付けでアイドルグループ「2o Love to Sweet Bullet(通称トゥラブ)」を脱退した元リーダー藤野志穂(20)に対し15日、元所属事務所「サンクレイド」が「藤野志穂脱退に関する詳細について」の見出しで、コメントを発表した。

 「トゥラブ のスタッフTwitter」によると、藤野はトゥラブの別のメンバーと共に株式会社Aの社長を名乗るI氏の推薦で同社を通じてトゥラブに参加。しかし、その後サンクレイドがA社に藤野の件を問い合わせた所、I氏はA社の社長ではなく、A社の真の社長曰く「藤野志穂という名前は初めて聞いた。うちにタレントは1人も所属していない」と回答したという。

 サンクレイドが藤野の代理人弁護士にA社と藤野の関係の説明を求めた所、「株式会社Aとの関係を貴社に回答する必要を認めませんので、今後、この点については一切の回答を控えさせていただきます。」とした。

 同発表では他にも、「藤野の立場」「藤野との話の過程について」「仕事のボイコット、テレビの打ち切りについて」「待遇面について」等を詳報。最後に「藤野脱退の発表は、藤野にとって好ましい情報ではないため、業界の秩序を保つ最低限の説明としていたことをご理解ください」と結んでいる。

 一方、藤野も11月10日に自身のTwitterで「昨年からトゥラブを卒業して、就職をしたいという話を運営に伝えていた」としテレビへの出演、女優としての仕事、「ファンの皆様と会って卒業したかった」ことをつづっている。

 この一連の騒動について、アイドルに詳しいライターは「アイドルの世界は契約書があっても守られる事は稀で、アイドルが急に辞めたいと言い出せば、力が無い運営だと、なんのペナルティーもなく辞めていき、その後違うグループで活動を再開する等は日常。今回、運営側が泣き寝入りをしなかったのは、藤野に対して、月40万円という破格のギャラを支払える運営だったからで、アイドルの世界に秩序を取り戻すための、言わば警鐘だと思います。」とみている。

 今後、双方に歩み寄りがない場合、訴訟問題に発展する可能性もある。

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2019年11月15日のニュース