子どもたちに夢を…悪性リンパ腫と闘う垣原賢人 家族とともに作り上げる「クワレス」イベント

[ 2019年11月11日 21:50 ]

MBSテレビ「OFLIFE」で「クワガタレスリング(クワレス)」を披露する垣原賢人
Photo By 提供写真

 MBSテレビ「OFLIFE」(火曜深夜1・59)の12日放送は「垣原賢人・昆虫ヒーロー ミヤマ☆仮面」がテーマ。元プロレスラー・垣原賢人(47)にスポットを当てる。

 垣原は18歳の時にプロレスラーとしてUWFでデビュー。高速で繰り出す技がトレードマークとなり人気を集めた。13年前、34歳で現役引退したが、その後、昔から大好きだったある昆虫をモチーフにしたヒーローに扮しイベントを開催。家族とともに子供たちに夢を与えている。

 垣原が全国各地でプロデュースするのは、枝の上でクワガタが戦う「クワガタレスリング(クワレス)」。少年時代からクワガタを愛してやまない垣原が昆虫ヒーロー「ミヤマ☆仮面」に扮し、ハイテンションなパフォーマンスで会場を盛り上げる。子どもたちの歓声が響くイベント会場で「ミヤマ☆仮面」の参謀役となるのは、息子のつくしさん(18)が扮するクワガタ忍者。娘の綾乃さん(23)は司会者、妻・美香子さん(48)は裏方役をつとめ、家族総出でイベント興行を行っている。

 各地をキャンピングカーで移動し、打ち合わせも食事もいつも一緒。その中心にいるのが父である垣原だが、5年前に「悪性リンパ腫」と診断され、現在も家族に支えられ癌と闘っている。全身に癌が転移していると知らされた時は「クワレスも終わりなんだと覚悟した」と言う。その時に立ち上がったのが当時13歳だったつくしさん。5歳の頃からチビミヤマ仮面として父と一緒に活躍し「戻ってこられる場所を作ってあげたい」という一心で、闘病中の父に代わり1人でイベントに出演した。そんな姿に垣原も「魂が震えるほど」感動し奮起、プロレスに復帰するまでの回復ぶりをみせた。今も変わらず2人は一緒にクワガタ取りに山に入る。憧れのクワガタに初めて遭遇した興奮を今も持ち続けている垣原を「一番、手がかかる子ども」と美香子さん。娘の綾乃さんは会場で子どもを夢中にさせる父を「世の中を変えるヒーロー」と言う。

 ナビゲーターは黒田博樹氏(44)、VTRナレーションは女優・手塚理美(58)。

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2019年11月11日のニュース