上白石萌音 怪談ドラマで不思議体験「ずっとヘビがいた現場でした」

[ 2019年10月1日 16:47 ]

ドラマ「令和元年版 怪談牡丹燈籠」の試写会に出席した(左から)上白石萌音、柄本佑、尾野真千子、若葉竜也
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 尾野真千子(37)が主演するNHK BSプレミアムの連続ドラマ「令和元年版 怪談牡丹燈籠」(日曜後10・00)の試写会が1日、都内で開かれ、お露役の上白石萌音(21)が撮影での怖い体験を明かした。

 「牡丹燈籠」は、恋い焦がれて亡くなった美しいお露の幽霊が、愛しい新三郎(中村七之助)のもとに夜な夜な現れる怪談として有名。原作は初代三遊亭圓朝による全22章の長編落語で、高座では3~4日を要するとされる。男女の色欲が生々しく交錯するドロドロの人間ドラマと、20年間にもわたる仇討ちなどの全編を初めて映像化して、新たな視点と演出で描く。

 「撮影中に身の回りに起きた怖いことは?」と問われた上白石は、「撮影所でヘビが死んでました」と不思議体験を紹介。「信三郎さまのお家のセットにある朝、入って、何か紐があるなと思って近づいたら、小っちゃいヘビが死んでいて。その後も何か撮影でヘビが出たりして。ウミヘビみたいなのがいたりとか」と続けた。

 「たまたま撮影していた川みたいなところにヘビがいて…監督が『(カメラを)回せ!』と言って、カメラがパァーッと撮って。それが見事に(作品に)使われていて感動しました。ずっとヘビがいた現場でした」と振り返った。

 劇中では、許されぬ恋を嘆いて焦がれ死ぬ役どころ。「愛が深くて死に方が壮絶で、”焦がれ死に”というものが想像できなかったんですが、現場に入ってみたら”あるかもしれないな”と思いました」とも。私生活では「そういう恋も1回はしてみたいな」と語り出したが、同席者たちの顔色を伺うと「やっぱり、いいです」と直ぐに撤回した。

 「お嬢様みたいな役はやったことがなかった」だけに撮影現場では「新しい経験」の連続。琴を披露する一方で、ワイヤーを使って宙を舞うアクションや、おどろおどろしい特殊メーク姿も披露する。脚本・演出を手掛けた源孝志氏も「上白石のイメージが崩壊します」と予告した。

 尾野は主君を殺し、家の乗っ取りを策する奥方付き侍女役。密通の不義を犯す旗本の放蕩息子を演じる柄本佑(32)とは、濃厚なラブシーンなどもある。放送は全4回で、第1回のみ30分延長して79分。

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2019年10月1日のニュース