テレ朝「ドラえもん」「しんちゃん」土曜移動は「挑戦」 「週末夕方の方が時代にマッチ」

[ 2019年9月12日 15:26 ]

テレビ朝日の社屋
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 テレビ朝日は12日、10月期番組改編説明会を東京・六本木の同局で行い、この秋の番組改編の骨子を発表した。

 同局では、国民的アニメ「ドラえもん」と「クレヨンしんちゃん」を土曜夕方に枠移動。10月5日から毎週土曜午後4時30分から「クレヨンしんちゃん」、午後5時から「ドラえもん」を放送する。

 西新総合編成局長は「土曜日の夕方にご家族でゆっくり楽しんでいただけるアニメの時間ができないかという挑戦させていただく」とコメント。榊原誠志編成部長は「土曜日の夕方にご家族で楽しんでいただけるアニメの時間帯を作っていけないかと(編成)。引っ越しにあわせて内容もパワーアップして、土曜の夕方帯にアニメをリアルに視聴していただけるよう、さまざまな工夫をしていきたい」とした。

 視聴率の低迷なども枠移動の理由なのか?という質問に、榊原氏は「リアルタイムの視聴率は厳しい結果がでております」と認めつつ、「決してアニメコンテンツが厳しいというわけではなく、視聴習慣が多様化する中で、この時間(金曜夜)にやるのが厳しいのかなと思った。週末の夕方のほうが今の時代にしっかりとマッチし、視聴習慣をもって見ていただけると思う。金曜19時はなかなか毎週見ていただけるのは厳しいのかな。土曜日の夕方のほうが毎週見ていただけるのではないか」と説明した。

 日本テレビは以前から大人気アニメ「名探偵コナン」を放送するなど、土曜日に子供向けアニメを放送している。今回のテレビ朝日の動きについて、日本テレビは5日の同局の改編説明会で、担当者が「凄くいい意味で捉えてます。テレビをみんなで見るということをまた土曜日に生み出せればそれはありがたいこと。頑張りたい」とコメントしていた。

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