「なつぞら」夕見子の恋人は須藤蓮!朝ドラ初出演に喜びも泰樹似に「緊張」ネット反響

[ 2019年7月16日 08:15 ]

連続テレビ小説「なつぞら」で注目の夕見子(福地桃子)の恋人・高山役を演じる須藤蓮(C)NHK
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 若手注目株の俳優・須藤蓮(22)がNHK連続テレビ小説「なつぞら」(月~土曜前8・00)で朝ドラ初出演。ヒロイン・奥原なつ(広瀬すず)が引き取られた柴田家の長女・夕見子(福地桃子)の駆け落ち相手を演じ、インターネット上で話題になっている。

 広瀬がヒロインを務める節目の朝ドラ通算100作目。大河ドラマ「風林火山」や「64」「精霊の守り人」「フランケンシュタインの恋」、映画「39 刑法第三十九条」「風が強く吹いている」などで知られる脚本家の大森寿美男氏(51)が2003年後期「てるてる家族」以来となる朝ドラ2作目を手掛けるオリジナル作品。戦争で両親を亡くし、北海道・十勝の酪農家に引き取られた少女・奥原なつ(広瀬)が、高校卒業後に上京してアニメーターとして瑞々しい感性を発揮していく姿を描く。

 須藤が演じるのは、ストレートな物言いで“上から夕見子”と人気の夕見子(福地)が突然、両親にも何も言わず一緒に北海道から上京した恋人・高山昭治役。前日15日放送の第91話の最後に初登場。なつ(広瀬)が会社から帰ると、おでん屋・風車で働き始めた夕見子から、カウンターに座っている祖父・泰樹(草刈正雄)に似た風貌の男性を紹介される。彼こそが高山だった。ウッチャンナンチャン・内村光良(54)の語りも「なつよ、じいちゃんがここに来るわけないだろう。けど、夕見子ちゃん、そういう人が好きだったのね」と驚き。「須藤蓮」がYahoo!リアルタイム検索の上位に入るなど、いきなりネット上で反響を呼んだ。

 16日放送の第92話で、高山の素性が明らかに。夕見子によると、同じ北海道大学に通う高山は“同志”。ジャズの評論など執筆活動をしている。泰樹の写真を目にし「開拓者の一世にしかない雰囲気がある」と気に入り、泰樹のマネをしてヒゲを生やし始めた。

 咲太郎(岡田将生)の「今、どこに住んでいるの?」に「言いませんよ。駆け落ち中ですから」。グレン・ミラーやベニー・グッドマンのレコードをかけようかと水を向ける亜矢美(山口智子)には「好きなのはモダンジャズなので。コルトレーンかガーランドがあれば、かけてください。新宿は今やモダンジャズの街になりつつあります。それを知らなきゃ古いですよ」とクールな振る舞い。風車を後にし、ジャズ喫茶に向かった。夕見子は「あの人(高山)、ある金持ちの跡継ぎでね。親の決めた許嫁までいるの」。2人の今後の行方が注目される。

 須藤は大学在学中の2016年に「第31回 MEN'S NON―NO 専属モデルオーディション」でファイナリストに。翌年から俳優活動を始め、昨年7月に放送されたNHK BSプレミアムの京都発地域ドラマ「ワンダーウォール」(脚本渡辺あや)に1500人のオーディションの中から若手主要キャスト6人に選ばれた。今年4月期の日本テレビ「俺のスカート、どこ行った?」に男子生徒役でレギュラー出演。今年1月期のフジテレビの深夜ドラマ「JOKER×FACE」のスピンオフ配信ドラマ「Document of REN from JOKER×FACE」に主演した。

 注目の役で朝ドラデビューを飾ったことに、須藤は「まさか自分が朝ドラに出演できるなんて想像もしていなかったので、ただただ、とてもうれしかったです」と喜び。「ですが、草刈正男さん演じる泰樹さんの若い頃に似ているという設定な上に、テレビで見たことある方々がリハーサルにたくさんいて、ものすごく緊張しました」と撮影を振り返った。

 「高山は気取った若者特有の雰囲気を持っていると思い。意識して取り組みました」と役作りの一端を明かし「そして、なつと夕見子の関係性が変化する原因でもあるので、注目して見ていただけたらと思います」とアピールしている。

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