「なつぞら」千遥の決意にネット号泣 なつ&咲太郎と一生会わない「朝から涙腺崩壊」

[ 2019年7月5日 08:30 ]

連続テレビ小説「なつぞら」第83話。なつと咲太郎に手紙を書く千遥(清原果那)(C)NHK
Photo By 提供写真

 女優の広瀬すず(21)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「なつぞら」(月~土曜前8・00)の第83話が5日に放送され、ヒロイン・奥原なつ(広瀬)の生き別れた妹・千遥(清原果耶)が姉と兄・咲太郎(岡田将生)に会わずに姿を消した本当の理由が明らかになり、涙に濡れる視聴者が続出した。

 節目の朝ドラ通算100作目。大河ドラマ「風林火山」や「64」「精霊の守り人」「フランケンシュタインの恋」、映画「39 刑法第三十九条」「風が強く吹いている」などで知られる脚本家の大森寿美男氏(51)が2003年後期「てるてる家族」以来となる朝ドラ2作目を手掛けるオリジナル作品。戦争で両親を亡くし、北海道・十勝の酪農家に引き取られた少女・奥原なつ(広瀬)が、高校卒業後に上京してアニメーターとして瑞々しい感性を発揮していく姿を描く。

 第83話は、千遥(清原)に会いたい一心で十勝に急行したなつ(広瀬)と咲太郎(岡田)。しかし、柴田家に着いた頃には、既に千遥の姿はなかった。泰樹(草刈正雄)にも、どうして千遥がなつの到着を待たずに出て行ったのか、その理由が分からない。その中、なつと咲太郎宛に、千遥からの一通の手紙が届く。そこには戦後、なつたちと離れて暮らした千遥の生い立ちや、なつに会わないまま帰った本当の理由が記されていた…という展開。

 母の従姉妹・川谷としの家を飛び出した幼い千遥は、置屋の女将・光山なほ子(原日出子)に拾われ、やがて、なほ子の戸籍に入った。最近、立派な家柄の男性との縁談の話が持ち上がったが、千遥が失くしたと思っていた幼少期の咲太郎の手紙をなほ子に渡され、なつがいる十勝の住所が記されていると告げられる。

 なほ子は「だけどね、千遥。この先、もし、あの方と結婚するなら、昔の家族とは縁を切らなくてはいけないよ」。千遥の過去を先方に知られると、破談になってしまうからだ。

 千遥は「お母さん(なほ子)が望むことなら、私は喜んで結婚します。お母さんの娘になれて、本当に幸せです」と結婚を決意したが、それでも最後に十勝を訪れた。

 「もし、お姉ちゃんが今、不幸でいたなら、私は今の幸せを投げ出してでも助けなければならないと、そう思いました。だけど、もし、幸せでいてくれたら、私はお姉ちゃんと永遠に別れなくてはいけないと、そう決意しました」

 千遥は短い時間ながら柴田家の温かさに触れ、なつの幸せを確信。「ここ(柴田牧場)で、私まで幸せを感じて、そして、お兄ちゃん、お姉ちゃんに会ってしまったら、別れられなくなると、怖くなったのです。だから、私は逃げ出したのです。一生会うことは、もうありません。会いません」――。

 インターネット上には「朝から涙腺崩壊」「号泣。化粧やり直し」「子役時代ぶりにこんなに泣いた」「お互いが幸せだから、縁を切らなければいけないなんて… 悲しいな」「清原果耶ちゃんの存在感が凄い」などの書き込みが相次いだ。

続きを表示

2019年7月5日のニュース