「ラッド」ベタぼれ女優“実力派”三浦透子、新海監督新作主題歌に抜てき

[ 2019年5月25日 04:00 ]

主題歌に起用された三浦透子
Photo By 提供写真

 ロックバンド「RADWIMPS」が音楽を担当するアニメ映画「天気の子」(7月19日公開)で“ほれた”女性ボーカルとタッグを組むことになった。

 16、17年に国内外で社会現象化した映画「君の名は。」に続く、新海誠監督(46)とのコンビ復活で注目を集める同作。ラッドが抜てきしたのは女優の三浦透子(とうこ、22)。6歳の時に2代目「なっちゃん」(サントリー)のCMに出演し、15年公開の主演映画「私たちのハァハァ」などで表現力が高く評価されている実力派だ。

 新海監督と「前回とは違うことをやりましょう」と決め、ボーカルの野田洋次郎(33)の発案で、映画の世界観を表現できる女性ボーカルを約1年かけてオーディションを行った。三浦は17年にカバーアルバムを発売した程度で音楽活動歴は浅いが、心の機微を繊細に歌い上げる表現力の持ち主。野田は「どんな天気をも晴れにしてしまうような圧倒的で不思議な力を持っている」とその“クリアボイス”に魅了された。新海監督は「世界そのものの響きのような声」と評す。

 三浦は「皆さんの作品への愛を強く感じました。その思いを私の声に託してくださったこと、心よりうれしく思います」と感激している。

 今作の主題歌は5曲。野田、三浦が1人ずつメインで歌う曲があるほか、それぞれがコーラスに加わる曲もあるという。この5曲に劇伴27曲を加えたサウンドトラック「天気の子」が公開日と同じ7月19日に発売される。

 ◆三浦 透子(みうら・とうこ)1996年(平8)10月20日生まれ、北海道出身の22歳。02年、サントリー「なっちゃん」のCMでデビュー。主な出演作に主演映画「月子」(17年)、映画「素敵なダイナマイトスキャンダル」(18年)など。17年に90年代の名曲をカバーした「かくしてわたしは、透明からはじめることにした」でCDデビュー。1メートル57。

 《世界での興行収入 日本映画歴代1位》映画「君の名は。」は世界での興行収入が3億5500万ドル(391億円)に達し、「千と千尋の神隠し」の2億7500万ドルを超えて日本映画歴代1位になった。国内の興収は250億円で4位。小説などの関連書籍も計7冊で250万部を売り上げた。同名のサウンドトラックは各配信サイトで史上初の51冠を獲得、16年オリコン年間チャート6位。RADWIMPSは同年、NHK紅白歌合戦に初出場し、映画主題歌「前前前世」を披露した。

続きを表示

この記事のフォト

2019年5月25日のニュース