南沢奈央が初の座長公演 シンプルすぎるセットに「リングの上に立たされているみたい」

[ 2019年5月17日 18:40 ]

「恐るべき子供たち」の取材会に出席した(左から)松岡広大、南沢奈央、柾木玲弥、馬場ふみか
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 女優の南沢奈央(28)らが17日、KAAT神奈川芸術劇場(横浜市中区)で開かれた「恐るべき子供たち」(18日~6月2日)の取材会に出席した。

 同舞台の原作はフランスの詩人であり小説家・劇作家のジャン・コクトーの代表作でもある同名中編小説。南沢は同舞台が初の座長公演で「子供役なので、言い合ったり、ケンカをしたりだとか、遊んだりとかなので、そんな私がリーダー的な感じでもなく、みんなで和気あいあいとやっています」と気負いなく話した。

 南沢が演じるのは外界を知らずに成長し、弟との“王国”を守ろうとし続ける美しい姉・エリザベート役。幼稚で享楽的な価値観のまま成長していく弟のポール役には柾木玲弥(24)。物語の語り部的な役割を担うポールの友人・ジェラール役に松岡広大(21)。ポールが密かに思いを寄せるエリザベートの友人・アガート役とポールが憧れる同級生の男子生徒・ダルジュロス役の男女二役には馬場ふみか(23)が挑む。

 この舞台はメイクから衣装、何もかもが特殊な上、「照明、音楽も素晴らしい環境の中でやらせていただいていますが、セットがシンプルなのは初めてで、なんかリングの上に立たされているくらいの気持ちで、本当に逃げも隠れもできない状態でお芝居になる」と南沢。「冒頭から本気でみんなで雪合戦でスタートして最後までみんなが全力投球で一本芝居をやるっていうそいういうエネルギーがある作品になればいいな」と明日からはじまる公演に意気込みを見せた。

 子供たちを見守りながらも、制圧しようとする大人たちにはデシルバ安奈、斉藤悠、内田淳子、真那胡敬二らの実力派俳優が名を連ねる。上演台本はノゾエ征爾氏、演出は白井晃氏。

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2019年5月17日のニュース