ショーケン蝕んだ悪性腫瘍の一種「GIST」 11年に診断され公にせず8年間闘病 

[ 2019年3月30日 05:30 ]

萩原健一さん死去

萩原健一さん(2018年4月撮影)
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 消化管間質腫瘍(GIST=ジスト)は、胃や小腸などの壁にできる悪性腫瘍の一種。胃がんや小腸がんと診断される腫瘍ができる粘膜よりもさらに外側の筋肉層などに発生し、発見されにくい。自覚症状が少ないのも特徴。日本では発症するのが10万人に1、2人で、60代をピークとした中高年に多い。

 萩原さんは8年前の2011年に診断され、公にすることなく闘病していた。俳優業も変わらずに続け、亡くなる2日前には夫婦でジムに行った姿を妻でモデルの冨田リカ(57)がアップしていた。消化器外科医の小林奈々氏は「腫瘍破裂を起こしたか、肝臓に転移して肝不全を起こすなど、他の臓器に転移していた可能性がある」と指摘した。  

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2019年3月30日のニュース