桂小文枝 お披露目公演初日「一歩一歩精進」、参院選出馬は「1万%ない」

[ 2019年3月12日 23:15 ]

大阪市内のなんばグランド花月で、お披露目公演をスタートさせた桂きん枝改め四代桂小文枝
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 上方落語家の桂きん枝改め四代桂小文枝(68)が12日、名跡を襲名。大阪市内のなんばグランド花月で、お披露目公演をスタートさせた。

 50年前に弟子入りした先代小文枝(後の五代目文枝)の命日に、その十八番だった30分以上の大ネタ「天神山」を披露。客席に向かって「あと何年やれるかわかりませんが、うちの師匠に近づけるよう一歩一歩精進したいと思います」とあいさつし、拍手を浴びた。

 終演後は新しい名前に「小骨が刺さっているようで照れくさい」と、のど元を指さしながら照れ笑い。一方、きん枝の名に別れを告げたことについては「愛着がないと言えば嘘になるけど襲名時はそういうもの」と淡々。また「欲しい人がいるならあげようかな?他の一門でもいい」と最後に無償プレゼント案を明かして笑わせた。

 また、かつて選挙に出馬した経験があることから、大阪ダブル選で自民党からオファーがないか?という質問が出たが「出ません。1万%ない」と即答。10年7月の参院選で民主党(当時)から比例代表で挑み、落選した時を思い出しながら「政治の世界はあれで終わり」と言いきった。

 兄弟子の桂文枝(75)桂文珍(70)桂ざこば(71)桂春団治(70)月亭八方(71)らも駆けつけ、手荒い口上で爆笑を誘った。
 襲名披露公演は今後全国で20回以上予定。

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2019年3月12日のニュース