辰巳琢郎、府知事選断りから一夜　フェイスブックで「政治に向いた方がやるべき」

俳優の辰巳琢郎
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　大阪維新の会代表の松井一郎大阪府知事と吉村洋文大阪市長が辞職し、立場を入れ替えて立候補するダブル選で、自民党の知事選候補としての出馬要請を断った俳優の辰巳琢郎（６０）が一夜明けた１１日、フェイスブックを更新し辞退理由をつづった。「政治は、政治に向いた方がやるべきだと改めて思います」とし「スポンサー各社への責任もきちんと果たさなければなりません」と、自身が抱えている仕事も考慮して決断したことがうかがえた。

　これを受けて自民党は、新たに元府副知事の小西禎一氏（６４）の擁立を決めた。小西氏は１１日に大阪市で会見して立候補を表明。「大阪都構想を巡る政党間の協議、調整がうまく整わなかったということで、知事、市長という公職を手段に選挙を実施するのは納得がいかない」と述べ「大阪都構想はいったん終わりにしなくてはならない」と維新が掲げる都構想との対立を明確化した。