なぁちゃん涙「本当に幸せ」 アンコールに1人で10分間もあいさつ 卒コン4時間出ずっぱり

[ 2019年2月25日 05:30 ]

涙をぬぐう西野七瀬
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 乃木坂46の西野七瀬(24)の卒業コンサートが24日、京セラドーム大阪で行われた。メンバー最多の7回の“センター”を務めてきたエースは、開演間際になってグループを去る寂しさを実感。「自分にとっての乃木坂46は、知らない間に手放したくないものになっていた」と、涙も見せながら7年半の活動を締めくくった。

 自身初のセンターを務めた思い出の曲「気づいたら片想い」でスタートした。1人でスポットライトを浴びながら、アカペラで独唱して歌いだす最大の見せ場。何度も練習を重ね自信を持って臨んだが、歌声が震えてしまった。

 「ライブが始まる直前に気持ちがグッとなって喉がキュッとなった。自分にとって乃木坂46って手放したくないものだったんだって気づかされた。練習通りに歌えなかったけど、これがリアル。こういう姿を見せられたのもよかった」

 マイペースな西野らしく、卒業を実感したのは開演間際の「1分前」。突然襲ってきた虚無感に胸が締め付けられ、声が出づらくなった。それでも5万人の歓声に背中を押され、フライングに挑むなど4時間にわたって出ずっぱりのステージを熱演した。

 乃木坂46のデビュー7周年を記念した4日間連続公演の最終日。シングル全22曲のうち、メンバーで最多の7曲でセンターを務めたエースだけに、地元の大阪でこれ以上ないステージが用意された。

 アンコールでは1人で姿を見せ「7年間、皆さんの声援が力になって、乃木坂46の西野七瀬になることができました。誰も予想しなかったですよね。私でさえもしなかった。本当に幸せです」と涙。お別れのメッセージは10分間に及び「今後は乃木坂46の西野七瀬ではなくなりますけど、西野七瀬はずっと生きていきます」と意気込んだ。

 メンバー一人一人と抱き合い、全員で西野のソロ曲「光合成希望」(16年)を歌って全47曲の公演を締めくくった。フィナーレではメンバー全員が涙を流す中、1人だけ笑みを浮かべ「私がいなくてもキラキラ輝いていくと思います。応援しています」とエールを送った。

 ◇西野七瀬の歩み◇

 ▼11年8月 乃木坂46の1期生オーディションに合格。

 ▼12年2月 シングル「ぐるぐるカーテン」でデビュー。

 ▼同11月 Girls Award2012でモデルデビュー。

 ▼14年4月 8枚目のシングル「気づいたら片想い」で初のセンターに。

 ▼15年2月 初のソロ写真集「普段着」を発売。

 ▼同12月 グループで紅白歌合戦に初出場。

 ▼16年9月 ソロ写真集「風を着替えて」を発売。オリコンの年間写真集ランキングで1位に。

 ▼17年12月 白石麻衣とダブルセンターを務める「インフルエンサー」が日本レコード大賞を初受賞。

 ▼18年1月 テレビ東京ドラマ「電影少女〜VIDEO GIRL AI 2018〜」で初主演。

 ▼同9月 年内でのグループ卒業を自身のブログで発表。

 ▼同12月 紅白にグループで出場し卒業。

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