「万引き家族」に続き「未来のミライ」も…日本2作品オスカー逃す 長編アニメ賞16年ぶり快挙ならず

[ 2019年2月25日 11:31 ]

「未来のミライ」はアカデミー賞長編アニメ映画賞を逃す(C)2018 スタジオ地図
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 映画界最大の祭典、第91回米アカデミー賞の発表・授賞式が24日(日本時間25日)、ロサンゼルス・ハリウッドのドルビー・シアターで開かれ、長編アニメ映画賞にノミネートされていた細田守監督(51)の「未来のミライ」は受賞を逃した。第75回「千と千尋の神隠し」(監督宮崎駿)以来、日本作品16年ぶりの快挙はならなかった。外国語映画賞にノミネートされていた是枝裕和監督(56)の「万引き家族」も受賞を逃し、日本2作品の栄誉はならなかった。

 長編アニメ映画賞は「スパイダーマン:スパイダーバース」が受賞した。

 「未来のミライ」は「アニメ界のアカデミー賞」と呼ばれる第46回アニー賞で長編インディペンデント作品賞。日本人監督作品として初の快挙を成し遂げていた。

 「時をかける少女」「サマーウォーズ」「おおかみこどもの雨と雪」などの細田監督が、甘えん坊の4歳の男児・くんちゃん(上白石萌歌)と不思議な少女・ミライちゃん(黒木華)の冒険を描く長編オリジナル第5作。スタジオジブリ作品以外のアカデミー賞長編アニメ映画賞ノミネートは初の快挙だった。

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