27日午後5時の嵐活動休止発表 多方面に配慮した5つの理由

[ 2019年1月31日 10:00 ]

衝撃!!活動休止 嵐の真相(4)

嵐休止発表時期 5つの理由
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 嵐は27日午後5時に、ファンクラブサイトで活動休止を発表した。なぜこの日時だったのか。グループを取り巻く状況を整理してみた。

 <1>後輩

 当日、東京・日比谷の帝国劇場では、昨年12月にスタートしたKing&Princeの主演舞台「ジャニーズ King&Prince アイランド」が千秋楽を迎えていた。正午に開幕し、カーテンコールは午後4時すぎ。本番中に発表をすれば、キンプリのメンバーやファン、関係者を動揺させるかもしれない。テレビ局関係者は「閉幕を待っての発表になったのは明らかだ」と指摘する。

 <2>取材陣

 午後5時の発表と同じくして、報道各社には午後8時から会見を行う旨のファクスが届いた。当日は日曜日だったが、3時間の猶予があれば人員的な調整がつけやすい。ワイドショー関係者は「突発的な会見の場合、1時間後ということもある。余裕をもってクルーを派遣できた」と話している。

 <3>ファン

 櫻井は会見で「時間をかけて感謝の気持ちを伝えていきたい。この決断を理解、知っていただいた上でコンサートの申し込みを受け付けたい」と話した。直接感謝を伝えられるのはコンサート。今年は32公演のドームツアーが組まれている。チケット受け付け開始日が、会見翌日の28日。受け付け終了後の発表となれば、不公平感が生じる。このタイミングしかなかった。

 <4>テレビ局

 活動休止で冠番組が終了するのは確実。テレビ局としては新番組を制作しなければならなくなる。SMAPが解散した際は、発表から番組終了まで約4カ月しかなかったため新番組の調整が難航した。こうしたことを考慮し、休止まで約2年という異例の長期間を設けたとみられる。バラエティー番組の制作担当者は「後番組の企画を練って、出演者を集めていくのは大変な作業。2年あれば余裕を持って新番組を制作できるだろう」と話す。

 <5>CMクライアント

 CMも番組と同様だ。クライアント側は時間的な制限を強いられずに新CMを企画、制作できる。

 ファンのみならず、さまざまな仕事関係者の思いまでもくみ取り、計算した結果の発表日時だった。

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2019年1月31日のニュース