木村拓哉 “本物”に絶賛された「ホテルマン以上にホテルマン」

[ 2019年1月9日 17:26 ]

映画「マスカレード・ホテル」の試写会に登壇した木村拓哉(左)と長澤まさみ
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 俳優の木村拓哉(46)と女優の長澤まさみ(31)が9日、都内で行われた映画「マスカレード・ホテル」(18日公開)の試写会に登壇。プロとしてのこだわりや、2019年の抱負を語った。

 同映画の原作は人気作家・東野圭吾氏の累計350万部を突破した人気ミステリー「マスカレード・シリーズ」の第1作。連続殺人の次の犯行現場が高級ホテルと突き止めた刑事・新田浩介(木村)がホテルに潜入し、教育係に任命されたフロント係の女性・山岸尚美(長澤)と立場の違いから、衝突しながらも徐々に信頼を深め、事件の真相に迫っていく。2人は初共演。

 試写会では現役ホテルマン100人が映画を鑑賞。登壇した木村は「一番ハードルが高いお客さん。背筋が伸びるというか本物ですから」と戦々恐々だったが、ホテルマンから「ホテルマン以上にホテルマンだった」と絶賛されると、「ありがとうございます!」と満面の笑みを見せた。

 ホテルマンからの質問コーナーでは「プロフェッショナルとして譲れないこだわり」を問われ、「実際にその立場で世の中に働いておられる方たちがいるので、その人達に失礼がないように、ということを大事にしたい。それができて初めて楽しんでもらうということを意識しています。その立場の人が『それはない!』と思うことをできるだけしたくない」と説明。長澤は「こだわりがないのがこだわりです。天気も変わるし、音もうるさくて集中できない時もある。撮影環境が常に変わるので、決めごとを作ってしまうと自分のベストを尽くせなくなる。周りに惑わされない集中力を大切にして、何かにこだわることをやめました」とこだわりを語った。

 また、他のホテルマンから「今年の抱負は?」と質問が飛ぶと、木村は「どこかの雑誌のライターさん?」とツッコミ。観客を笑わせつつ、「抱負はその時の自分にできる全力を出すこと。どの元号になっても変わらない。昭和から平成に変わった瞬間も経験しましたが、何か変わったかと振り返ったら何も変わっていなかった。2019年も1日という区切りでしっかりと生活していきたい」と真面目に回答すると、長澤も「私も木村さんと一緒です」と便乗。「これが木村さんから1番学んだこと。今日をしっかりやらないと明日はない。目の前にあることを誠実にやっていくことの大切さを学びました」と撮影を通じて木村の誠実さに関心したことを明かした。

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