安藤美姫、坂本Vの全日本選手権を解説 スケート靴は「オーブンでチーン」 ネット「判りやすい」

[ 2018年12月24日 10:19 ]

安藤美姫
Photo By スポニチ

 フィギュアスケート元世界女王の安藤美姫(31)が24日放送の日本テレビ「スッキリ」(月〜金曜前8・00)に生出演。23日のフィギュアスケート全日本選手権・女子フリーについて解説した。

 女子フリーでは、ショートプログラム(SP)で2位の坂本花織(18=シスメックス)が会心の演技で152・36点をマークし、合計228・01点で逆転優勝。スケート靴の右足をきつく締めすぎてSP5位と出遅れた紀平梨花(16=関大KFSC)は、トリプルアクセル(3回転半)を2度成功させてフリーではトップの155・01点を記録し、2位となった。

 安藤は、坂本の演技について「最終滑走で、あの緊張感の中で、やっぱり迫力が一番ありました」と指摘。フィギュアはトータルコーディネートが大切で、技だけでなく5コンポーネンツ(演技構成点=スケート技術、要素のつなぎ、演技力、振付、曲の解釈)で優れた選手が勝つといい「坂本選手は今までジャンプのイメージがあり、5コンポーネンツでやや点数が伸びにくい選手だったんですが、今回5コンポーネンツがすごく伸びていて、これが勝因になったと思う」と話した。

 また、紀平がSP5位と出遅れた要因となったスケート靴の調整についても解説。紀平は、新しい靴で出場予定だったが、サイズが合わず、これまで使っていた靴をテープやスポンジで補強しながら使用した。安藤は、テープを巻いて調整することはよくあるといい「数ミリで(感覚が)変わってくる。全日本のような自国開催の大切な試合で優勝がかかっていて注目される中で“自分らしい演技を”と思うと余計に神経を使う。ちょっと考えすぎてしまったのかもしれない。靴が気になると集中できない」と説明した。特注品の靴を使用する選手もいるが、自らは既製品を使っていたといい「足に合わせるのではなく、どんな状態でも滑れるように私はしてきたので。(靴を)オーブンに入れてチーンってして、はいてギュッとすると足にフィットする」と自らの“調整法”も明かした。

 一方、元プロテニス選手の杉山愛(43)は「靴は特に大切なもの。テニスシューズは耐久性があまりないので、1、2週間で捨てちゃうんですけど、急に新しいものははけない。練習ではきこんで足になじませていい案配のもので試合に出るので道具の最終調整っていうのも、体の調整にプラスして必要な部分ですよね」と話していた。

 安藤の解説について、インターネット上では「安藤美姫さんの解説が素人目線の私にも分かりやすい説明で好感持てる」「安藤美姫さんのフィギュア解説、判りやすいし、楽しいし、なによりフィギュア愛がメッチャ伝わってきた!もっと聞きたい!」の声が上がっていた。

続きを表示

2018年12月24日のニュース