津川さんに寄せて　奥田瑛二「やり残したこと受け継ぐ」五木ひろし「褒めてくれた言葉で自信」

津川雅彦さん、朝丘雪路さん「合同葬お別れの会」

弔辞を述べる奥田瑛二
Photo By 代表撮影

　津川さんと４０年以上の親交がある奥田瑛二は、祭壇に向かい「おふたりの２ショット、珍しいですね。何かお話しなさっていますか？」と語り掛けた。

　長い付き合いの中で、ゴルフ場で大げんかした思い出などを明かし「人生すべからく爛漫（らんまん）で、毎日がお祭りのようにリーダーシップを取って前向きに進んでいった」とその生きざまを称賛。「まだやり残したことがいくつかありますよね。“生意気を言うな”と言われそうですが、残された我々がそれを受け継ぎ、微力ながら精進していきます」と誓った。

　五木ひろしはデビューしてすぐ、朝丘さんと共演し津川さんの叔父のマキノ雅弘監督が演出、津川さんが助手を務めた舞台以来の付き合い。「幕が開いて（夫妻と）３人でご飯を食べた時に津川さんが褒めてくれた。その言葉で自信を持って舞台を務めることができた」としみじみと語った。