ジュリー公演ドタキャン 今後の火種は事務所とのあつれき 自主興行で損害被る可能性も

[ 2018年11月11日 11:30 ]

歌手の沢田研二
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 【覆面座談会】川崎麻世(55)がカイヤ(56)との離婚を求めて提訴し、沢田研二(70)は開演直前にコンサートをキャンセル。朝晩グッと涼しくなってきましたが、芸能界は話題沸騰です。ホットなトピックの裏側に、いつもの覆面メンバーが迫ります。

 ワイドデスク 沢田研二が10月17日のさいたまスーパーアリーナ公演をドタキャンしたのには驚いた。

 週刊誌記者 沢田は当初、主催側から9000人の動員と聞いていたのに、当日聞かされた集客状況は7000人。これに怒って中止を独断で決めた。

 リポーター 開演1時間前に突然、会場の外に「契約上の問題」と中止の張り紙が張り出されて観客はみんなあ然。主催者側の関係者に詰め寄る人もいたよ。

 本紙デスク 会場の外で取材に応じてくれた観客の中には大阪から来た人もいた。1枚8000円のチケットは払い戻されるとはいえ、その人は交通費だけで3万円近くかかっているんだから不憫(ふびん)だったよ。

 ワイドデスク 沢田は普段から「客席がスカスカな状態で無理にやりたくない」と言っていた。当日、リハーサルの時に、不必要なほど客席が黒い幕で覆われて、つぶされているのが分かってカチンときたんだって。

 週刊誌記者 中止による損害額は4000万円とも言われている。お客さんだけじゃなく、イベント会社にも大きな負担をかけたね。

 本紙デスク このコンサートは主に沢田の事務所が主導する自主興行だったから、損害額を背負うことになるのはイベント会社じゃなくて事務所の可能性が高い。それだけに心配されるのは事務所と沢田の関係。今後、興行がうまくいかなかった場合、あつれきが生まれるかもしれない。

 リポーター それにしても、いくら客席がスカスカだったとはいえ7000人も来ていたんだから中止はひどい。あちこちから批判されて沢田もさすがに落ち込んだみたい。

 ワイドデスク でも、転んでもタダじゃ起きないのはさすが。騒動後初のコンサートとなった10月21日の大阪狭山市公演で「いつかあの、さいたまスーパーアリーナを満杯にしてみせる」ってぶちあげた。ただ単に「ドタキャンはもう二度としません」と謝るんじゃなくて、前向きに目標にしちゃうことで世間の関心を引っ張ることができる。

 本紙デスク 今後は沢田のツアー日程が発表されるたびに話題になる。もし、さいたまスーパーアリーナ公演が組み込まれれば、それこそ大きく報じられる。ファンも「ジュリーの夢をかなえよう」と客席を埋めるだろう。

 週刊誌記者 う〜ん、確かに。実は最初から“炎上商法”が狙いだったんじゃないか(笑い)。

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2018年11月11日のニュース