大友康平 叔父で直木賞作家の長部日出雄氏悼む「孤高の天才小説家」

[ 2018年10月24日 15:33 ]

ミュージシャンの大友康平
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 直木賞作家の長部日出雄氏(おさべ・ひでお)が18日に虚血性心不全のため、東京都の自宅で亡くなっていたことが24日、分かった。84歳。青森県出身。甥でミュージシャンの大友康平(62)が「残念でなりません」と悼んだ。

 大友は、母方の叔父にあたる長部氏を「酒を友とし、ひたすら妻を愛し、文書を紡ぐ事に情熱を注ぎ、無類の映画好きだった孤高の天才小説家でした」と評し、「ただただ尊敬するばかりでした」と哀悼。「もっともっとたくさん話したかったです。残念でなりません」と別れを惜しんだ。

 長部氏は1973年に「津軽じょんから節」「津軽世去れ節」で直木賞を受賞。「鬼が来た 棟方志功伝」「桜桃とキリスト もう一つの太宰治伝」などが有名で、紫綬褒章も受章した。

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