大抜擢の新人俳優・岡田健史 有村架純をビンタできず「怒られた」

[ 2018年10月6日 13:04 ]

TBSドラマ「中学聖日記」の制作発表会見に登壇した岡田健史と有村架純
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 演技未経験ながら有村架純(25)の主演ドラマTBS「中学聖日記」(火曜後10・00)で相手役に大抜てきされた新人俳優・岡田健史(けんし、19)が制作記者発表に登壇。ドラマ放送開始に先立って、初めて公の場に登場し、堂々のデビューを果たした。

 同ドラマは片田舎の中学校の新米教師と、男子生徒の禁断の恋を描く物語。岡田は今春に九州から上京したばかりで、高校を卒業した今年3月に事務所入りし、翌4月にはこの仕事が決定。ピュアで世間知らずな不思議な魅力を持ち、初恋の担任教師にまっすぐ思いをぶつける中学生・黒岩晶役に約500人の候補の中から大抜擢された。

 岡田は「初めまして。本日はお集まりいただきありがとうございます。会見の場も初めてで緊張していますがよろしくお願いします」とはにかみながら第一声。「有村さんなんて今までは画面越しで見てて、初めてお会いしたときはすごく緊張して『うわっ!』って思ったんですけど、皆さんが『調子どう?』とか『体調大丈夫?』とか声をかけてくださって、安心して演じられています」と語った。

 相手役の有村をビンタするシーンの裏話を問われると「あの有村架純さんを叩いていいのか、岡田健史の感情が勝ってしまって、ちゃんとできなくてスローモーションになって怒られてしまいました」と苦笑い。すでに1度撮り終えているというキスシーンについては「(役の)気持ちを整理しながら大事に撮っていきたい。歯をいっぱい磨きたい」とはにかんだ。

 これまでの撮影を振り返り「クランクイン前に監督とマンツーマンで指導していただいたり、毎日が勉強で感謝があふれる日々です」と周囲に感謝。完成した第1話を見た感想を問われると、「デビュー作でもありますし、思い入れが強すぎて冷静に見れなかったです。エンドロールでスタッフの皆さんの名前が出たときが一番うれしくて、『そうだ、この人たちのおかげで自分は演じられているんだ』と思いました」と笑った。

 有村は「目から感情がまっすぐに伝わってくる。努力や不安を見せない方で内心は緊張していると思うんですけど、堂々と立ってくれているのでぶつかっていける安心感がある」と岡田の演技を絶賛。吉田羊(年齢非公表)は「経験がないからこそ、自分をよく見せようとする邪心がない。リハーサルでアドリブをかましてきまして、『こんなセリフあったかな』と思って聞いたら、『爪痕を残したかった』って言ってきて…。末恐ろしいと思いました」とその強心臓ぶりを明かしていた。

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