樹木希林さん葬儀 リリー・フランキー「自分が今いる場所がつまらなくなった」

[ 2018年9月30日 14:47 ]

<樹木希林葬儀>弔問に訪れリリー・フランキー(撮影・郡司 修)
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 15日に75歳で亡くなった女優の樹木希林(きき・きりん、本名内田啓子=うちだ・けいこ)さんの葬儀が30日、東京都港区の光林寺でしめやかに営まれ、約500名の芸能関係者が参列。一般用の祭壇には、約1000人のファンが列を作った。

 映画「万引き家族」をはじめとする多くの是枝裕和監督(56)の作品などで共演したリリー・フランキー(54)は会場となった光林寺に樹木さんと訪れたことがあることを明かし、「このお寺は樹木さんと来させていただいて以来だったので、お話したことを思い出していました。僕が書いた映画の原作の話をお寺や車の中でしました」と振り返った。最後に会ったのは「万引き家族」がパルムドールを受賞したカンヌ映画祭の際、同じ飛行機で帰国したときだった。

 樹木さんからの言葉で心に残っているものは?と質問を受けると、「言葉はいろいろあるけど、またあんまりこういうところで言うのも『あんた、そういうことを言うのは無粋よ』って言われそうで」と苦笑。「ひょうひょうとしていた方なので、希林さんがいらっしゃった時と今とでは、自分が今いる場所がつまらなくなったなと思う」としんみり語った。

 弔辞で、是枝監督のメッセージを代読した俳優の橋爪功(77)は文学座研究所で同期。代読については「はっきりわかるように、せっかく是枝さんが書いてくれたので。それだけ」。樹木さんとは「そんなにしょっちゅう会っているわけじゃないですけどね、仲は良かったですけど。年齢が近かったせいもあるし。喧嘩もないですね」とドライに語りつつも「(どんな人だった?)いやちょっと、よくわからないです。難しい質問です。謎のような女で」と話していた。

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2018年9月30日のニュース