樹木希林さん葬儀 本木雅弘、義母に感謝「婿として大事にしていただいた」

[ 2018年9月30日 11:10 ]

<樹木希林さん葬儀>祭壇をバックに会見する本木雅弘(撮影・郡司 修)
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 15日に75歳で亡くなった女優の樹木希林(きき・きりん、本名内田啓子=うちだ・けいこ)さんの葬儀が30日、東京都港区の光林寺で営まれる。喪主は夫でロック歌手の内田裕也(78)が務める。開式を前に、長女で女優の内田也哉子(42)の夫・本木雅弘(52)が報道陣の取材に応じた。

 本木は「とても本当に婿として大事にしていただいた。それを直接最後に言えて、安心している。常に何かをもたらせてくれる人だった」と感謝した。

 本木によると、樹木さんへの余命宣告は春頃。「今年1年持つかもたないか、場合によっては2、3か月と」というものだった。「(樹木さんには)とにかく自然な死に方、とにかく普通でいてくれと(言われた)。タイミングなんかいつになるかわからないから普通でいてくれと。それでも、私達はそんな場合はないでしょ?と」と苦笑しつつ。「子どもたちとは思い出作りの計画もしていたんですけど、私と理由にスケジュールを変えないでくれと言われていて、それに甘えて過ごしていたという感じだった」と悔やんだ。

 「私というか、妻の也哉子の方が受け止めることが多かったと思う。気持ちも含めて、どうやって支えていけばいいのかと。裕也さんには余命宣告はしないように言われた」と本木。「私の個人的な感想ですけど、大腿部骨折の事故がなければ、自宅で静かにという状況にはならなかったと思う。今まで約束している仕事があるという状況の中で動いていたので、いつ撮影の最中とかにパタっていく可能性も高かった。逆に、あの怪我があったおかげで、1カ月という時間があったので、心身ともに本当の意味の最後の準備ができた、そういう期間だった」と感慨深げに語った。

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