人間国宝・鶴澤寛治さん死去 89歳 文楽三味線

[ 2018年9月5日 12:10 ]

 人形浄瑠璃文楽座・三味線で勲四等旭日小綬章、重要無形文化財保持者(人間国宝)の鶴澤寛治(本名 白井康夫)さんが5日、奈良県生駒市内の病院で午前4時30分に亡くなったことが分かった。89歳。文楽協会によると遺族の意向により、死因の公表はしないという。

 鶴澤さんは1994年に人間国宝に認定された。おととし12月の文楽公演を体調不良のため休演するなど、体調と相談しながら公演を続けていた。

 遷霊式は6日午後7時、告別式は7日午前11時から、大阪市西区の玉水記念館で執り行われる。喪主は妻の白井香衣さん。

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2018年9月5日のニュース