アラフォーの韓流新星 ソン・シギョン 「孤独のグルメ」日本語力に驚きの声

[ 2018年6月15日 11:30 ]

テレビ東京「孤独のグルメ Season7」に出演する韓国出身の歌手ソンシギョン(左)と松重豊
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 テレビ東京の人気ドラマ「孤独のグルメ Season7」の第10話が15日深夜0時17分から放送される。8日放送に続き、韓国出張編。注目は韓国人歌手ソン・シギョン(39)。輸入雑貨商を営む主人公の井之頭五郎(松重豊)に仕事を依頼する、韓国の取引先の社長役で登場している。

 前週では、その日本語力に視聴者から驚きの声が上がった。「本当は私が日本にお邪魔してお願いすべき案件なんですが…」のような難しい単語を含むセリフをスラスラ。日本のドラマ初挑戦とは思えない堂々とした演技を披露した。

 韓国では「鼓膜彼氏」や「バラードの貴公子」と呼ばれる実力派人気歌手。今春に日本で本格始動し、現在NHK・Eテレ「テレビでハングル講座」に出演する注目の逸材だ。

 日本語は綾小路きみまろ(67)の漫談のDVDや書き写し本で学び、通訳なしで打ち合わせまでできるレベル。「孤独のグルメ」もSeason1から日本語で全話見ている大ファン。韓国ロケの合間には松重とも食事をして距離を縮めていたという。

 15日放送では、ギリギリまで演技について備えて本番に臨み、アドリブも採用された。スタッフからは「番組を見ている回数、外国の方なのに登場したお店に行っている軒数などを含めると、ここまで番組を愛してくださっているゲストはいないのでは」との声も漏れたほどだった。

 本人は「韓国編の続編を切に願います」とニタリ。韓国で数々の番組の司会者として活躍し、もともと定評のあるトーク力。ここにきみまろ仕込みの日本語のユーモアも加わっている。

 韓国ではグルメとしても知られているだけに「出演者としてはもちろんですが、同時にコーディネーターとしても韓国のおいしいお店をたくさん紹介させていただきたいです」とアピール。「自信はあります。韓国グルメはお任せください」。軽妙な語り口は、アラフォーの新星上陸を感じさせている。(鈴木 美香)

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