テレ朝社長 4月クールドラマ好調の要因は「爽快感」

[ 2018年5月29日 14:26 ]

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 テレビ朝日の角南源五社長(61)が29日、東京・六本木の同局で定例会見を行い、4月クールのドラマについてコメントした。

 同局のGP帯の新ドラマは3作品。昨年3月に亡くなった渡瀬恒彦さん(享年72)主演の「警視庁捜査一課9係」がV6の井ノ原快彦(41)主演で生まれ変わった「特捜9(ナイン)」(水曜後9・00)が初回16・0%と最高のスタートを切り、最新回までの平均視聴率は14・4%と4月スタートの民放ドラマでトップを快走中。そのほか、女優の波瑠(26)が主演を務める「未解決の女 警視庁文書捜査官」(木曜後9・00)も平均12・7%で4位。「警視庁捜査一課長season3」(木曜後8・00)も平均12・9%と同2位タイとなっており、いずれも好調をキープしている(数字はすべてビデオリサーチ調べ、関東地区)。

 好調の要因を聞かれた角南社長は「3本の刑事ドラマが好調ですが、テイストが異なっていますものの、犯人、謎を追っていくのは共通している。その事件の裏に隠された人間模様や、主人公が葛藤しながら解決していく、ある種の爽快感で見てもらえているのではないか。それぞれのキャストの魅力、脚本の完成度の高さも好調の要因だと思っています」と話した。

 編成担当の亀山慶二専務(59)は「未解決の女」「警視庁捜査一課長」については「2番組のコラボも好評を得ているところ」とし、「特捜9」については「新たに井ノ原さんが主役になられて、寺尾(寺尾聰)さんという名優が加わり、これまでの魅力を引き継ぎながら、新たなステージに登られたのではないか」と評価した。

 同局には「相棒」や「科捜研の女」など人気の刑事もののシリーズが定着化している。「長寿で名作があるが、テレビ朝日のブランディング、視聴者の信頼があるが、それを今回も引き継いで期待に応えてくださっていると思う」とした。

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