70歳 小田和正 減量で走った!!全国ツアー熊本・益城町からスタート

[ 2018年5月5日 06:00 ]

ツアーをスタートさせた小田和正
Photo By 提供写真

 シンガー・ソングライターの小田和正(70)が4日、熊本県益城町のグランメッセ熊本で、全国ツアーをスタートさせた。全国21会場48公演で計約40万人動員予定で、70歳を超えた日本人アーティストとして最大規模のツアーとなる。

 全長240メートルに及ぶ花道ステージを、会場全体に張りめぐらせる形で設置。歌の途中に花道を走る場面が何度もあり、古希を迎えても疾走を続ける意気込みを示した。

 計約37万人を動員して年長者ツアー記録をつくった前回のツアーから約2年。観客約7500人を前に「どんなに長くリハーサルを続けてもツアーが始まる実感が湧かなかったが、こうしてみんなの前に立つと“ああ、そうか、これか!”と合点がいった。いよいよスタートします」と感無量の表情を見せた。

 公演は約5年ぶりのニューシングル(計4曲)の一曲「会いに行く」で幕開け。「ラブ・ストーリーは突然に」「さよなら」などの人気曲を全て盛り込む集大成的な内容で、約3時間(計32曲)にわたって観客を魅了した。

 終盤では歌唱中に感涙。「泣くつもりはなかったが、みんな(観客)の顔がキラキラしていて、うれしかった」と明かした。

 この日を迎えるに当たり、約1カ月間ほぼ無休でリハーサル。その合間には、健康維持のためにスポーツジムにも通って汗を流した。関係者によると、リハ前より体重が5、6キロ落ちて動きやすい体になったという。

 ツアーは10月31日(横浜アリーナ)まで続く。その途中の9月20日に71歳の誕生日を迎えるが、「一曲一曲を大事に、最後まで楽しく盛り上げていきたい」と誓った。

 ◯…会場の益城町は一昨年4月の熊本地震の被害に遭った。小田は同年の前回ツアーでは熊本で公演できなかったが「もしも次のツアーをやるなら熊本から始めたいという話をスタッフとしていた。こうして熊本からスタートできて良かった」と話した。関係者によると、小田らツアースタッフ全員からの義援金(金額非公表)を熊本県に贈る予定という。

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2018年5月5日のニュース