松本穂香 「この世界の片隅に」すず役に抜てき 3000人オーディション勝ち抜く

[ 2018年5月5日 06:00 ]

日曜劇場「この世界の片隅に」で北條すず役を演じる松本穂香
Photo By スポニチ

 女優の松本穂香(21)がTBS日曜劇場「この世界の片隅に」(7月スタート、日曜後9・00)で主人公の北條すず役を演じることが発表され、このほど横浜・緑山スタジオで取材会が行われた。

 3000人のオーディションの中からすず役に抜てきされた松本は「決まった時は正直うれしいよりもポカーンって感じでした。後からすずさんになれるんだってうれしさが大きくなった」と笑顔を見せた。

 同作はこうの史代氏の同名漫画が原作。太平洋戦争の最中、広島の呉に嫁いだヒロイン・すずが嫁ぎ先の北條家で暮らすかけがえのない日常を描く。「このドラマを見た方がそれぞれ大切な何かを考えるきっかけになれば。戦時中の話なので、大変なこともあるかと思いますが、すずさんのように明るく前向きに精いっぱい頑張りたい」と意気込みを語った。

 8日のクランクインを前にすでに役作り。出演が決まった際、呉を訪れ、すずが生きた街を体感。日々の暮らしの中でも料理、裁縫を特訓。大好物の洋菓子を一切食べないようにし、「普段から下駄をちょこちょこ履くようにしています」と話した。

 佐野亜裕美プロデューサーは、松本の起用理由について「すず役はキャスティングではぴったりくる方が考えても考えても浮かばなかった。オーディションで松本さんを見て、一番すずをやる姿が浮かんだ」と明かしていた。

 また夫の周作役は松坂桃李(29)が演じる。2人は初共演。松本は松坂の印象を聞かれ「周作にしか見えない。絶対松坂さんがこの役に合うと家族と話していたので、本当にピッタリ」と喜んだ。それを聞いた松坂は「キャスティングしていただいてありがとうございました」とお礼を言い、笑いを誘っていた。

続きを表示

この記事のフォト

2018年5月5日のニュース