宇賀なつみアナ、女性記者排除の声に疑問「同じように働けないなんておかしい」

[ 2018年4月23日 12:05 ]

テレビ朝日の宇賀なつみアナウンサー
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 テレビ朝日の宇賀なつみアナウンサー(31)が23日、同局系「羽鳥慎一モーニングショー」(月〜金曜前8・00)で、財務省の福田淳一事務次官のセクハラ騒動を巡って浮き彫りになった、マスコミ業界における女性記者の仕事環境について言及。女性記者を排除する声も上がっていることに触れ「どうして男性ならできる仕事が、女性はしちゃいけないのか」など、その苦しい立場を訴えた。

 番組では、福田事務次官のセクハラ問題を特集。その中で、メディアで働く女性のセクハラ被害についても取り上げた。一部では、女性記者を排除する声も上がり始めたが、この動きについて、宇賀アナは「女性の記者をなくせばいいとか、女を1人で、しかも遅い時間に行かせるのがいけないとか言われちゃうんですけど、そうじゃないですよね」と疑問の声。「女性だって、記者になりたくてやってる仕事で、どうして男性ならできる仕事が、女性はしちゃいけないのか。同じように働けないなんてそもそもおかしいじゃないですか」と主張した。

 さらに「そこを否定されてしまうのがわかってるから言えないんです。だからみんな我慢して、迷惑かけちゃいけない、なかったことにしてしまおうと。どんどんそうなってしまっている」と、その環境における実情を口にした。

 また、同局の女性記者によるセクハラ被害告発についても言及し「個人で戦うのはすごく難しいですから。ちゃんと会社や組織が拾い上げて、きちんと対応して、相手が取材先でも取引先でもお客さまであっても、こういう行為は許さないんだと強く言えるように、そういう会社が良い会社だって言われるようになってもらわないと」と話した。同局は女性記者が上司に「報じるべきではないか」と相談したが上司は二次被害の恐れがあるとして「難しい」と返答したというが、宇賀アナは「今回、その部分がテレビ朝日はできなかった」と振り返った。

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2018年4月23日のニュース