高世麻央 退団公演が近づき卒業を実感「悔いのないステージにしたい」

[ 2018年4月18日 18:33 ]

サヨナラ公演に向け「悔いのない舞台に仕上げたい」と話すOSKトップスター高世麻央
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 OSK日本歌劇団のトップスター高世麻央(たかせ・まお)が18日、大阪市内で退団公演「春のおどり」(5月19〜27日、大阪松竹座)の記者会見を開いた。開幕まで約1カ月。高世は「卒業の日が近づいてきているんだなぁと実感してきています」としみじみ語った。

 公演は日本物「桜ごよみ 夢草紙」と洋物「One Step to Tomorrow!」のレビュー2本立て。退団公演らしく今までの思い出の名場面などをつづり、高世は「ラストということもあって、自分のやりたいことがふんだんに盛り込まれているんです。七変化のように、早替わりの連続もしています」とアピール。特に大好きな「黒エンビ」のシーンには思い入れが強いようで「男役というと黒エンビ。今のキャリアをもってしてもまだまだ難しいけれど、男役としてのラストステージで、今できるすべてをお見せしたい」と熱く語った。

 高世は96年に入団。03年には親会社からの支援打ち切りもあり、劇団が一時解散という苦しい時期も乗り越えた。「いろんな経験をしたからこそ、今の自分があると思っています。最後の最後まで、もうこれ以上できない、というぐらい悔いのないステージにしたい」と力を込めた。高世は大阪公演の後、7月5〜9日の東京・新橋演舞場での公演を最後に退団する。

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2018年4月18日のニュース