かまいたち、東京進出でレギュラーほぼ卒業 最後の「Aさん」で地獄ロケ

[ 2018年3月26日 06:00 ]

ABCテレビ「雨上がりの“Aさんの話”」で番組卒業を報告する「かまいたち」の山内健司(左)と濱家隆一
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 4月から東京へ進出するお笑いコンビ「かまいたち」が、調査員としてレギュラーを務めていたABCテレビ「雨上がりの“Aさんの話”〜事情通に聞きました!〜」(火曜後11・17)を27日の放送で卒業。このほど、最後の収録があり、山内健司(37)、濱家隆一(34)は「東京でゼロからの出発です」と声を揃えた。

 かまいたちが最初に調査員として登場したのが16年1月の放送。それ以来、月1回ペース、計25回の登場で2つの人気コーナーを担当した。「サバイバル〜」と「世界にひとつだけのAさん」。「サバイバル〜」は“群馬のランボー”“カメ五郎”という2人のサバイバル・スペシャリストと離れ小島、無人島を訪れて、ナイフ1本で食事を作るなどして生活するというコーナー。手製の銛を作って素潜りして魚を捕ったり、苦労して作った料理が激マズで、笑いを誘った。

 最終回は奄美大島での1泊2日ロケ。「雨に濡れて、風も冷たいし。過呼吸になってパニックに。地獄でした」と山内が泣き言。「今までの中で一番ヤバかった。でも、簡単に火を起こせるようになったし、財産にはなりました」と濱家。ケンドーコバヤシ(45)から「サバイバル、1年に1回ぐらい、やったら?」と振られると、山内は「絶対にイヤですよ」と即答。濱家は「いったん考えさせてください」と色気を見せた。

 東京進出のため、関西で抱えていたテレビ6本、ラジオ3本のレギュラーのほとんどを卒業する。継続するのは関西テレビ「NMBとまなぶくん」(金曜、深夜0・55)のみ。「ボクはずっと大阪なんでメチャクチャ怖い。でも(東京に)行かずに終わるのは。後悔したくないんで。身を投げ込むことは、楽しみと言えば楽しみです」と濱家。島根出身の山内は「関西に出てきた時に一度勝負してるから、特に不安はない」と悠然と構える。ともに声を揃えるのは「昨年はキングオブコントで優勝。今年こそ、M―1を獲る」。大目標達成のために、新天地で勝負だ。

 【かまいたち】

 ◇濱家 隆一(はまいえ・りゅういち)1983年11月6日、大阪市東淀川区出身の34歳。茨木東高卒。

 ◇山内 健司(やまうち・けんじ)1981年1月17日、島根県松江市出身の37歳。松江東高から奈良教育大卒。中学社会、高校日本史の教員免許、図書館司書、学芸員の資格を持つ。

 ともにNSC26期生。コンビ結成は2004年5月。16年「歌ネタ王決定戦2016」で優勝。17年「キングオブコント2017」で優勝。「M―1グランプリ2017」で決勝進出し、総合4位。プライベートでは17年、山内が2月、濱家が5月に結婚した。

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