渡辺棋王 三浦九段との“因縁対決”で勝利 朝日杯OP戦本戦

[ 2018年1月27日 05:30 ]

感想戦中の渡辺棋王(左)と三浦九段(右)
Photo By スポニチ

 将棋の第11回朝日杯オープン戦本戦トーナメントは26日、東京都渋谷区の将棋会館で残りの1回戦、準々決勝の3局を行った。1回戦では渡辺明棋王(33)と三浦弘行九段(43)が対戦。16年10月3日のA級順位戦以来となる注目の顔合わせは渡辺棋王が制したが、続く準々決勝では広瀬章人八段(31)に敗れた。

 三浦は16年秋に渡辺の指摘などで対局中のコンピューター不正使用を疑われながら、昨年1月に潔白が証明され、渡辺からは直接謝罪された経緯がある。この日は駒損にもかかわらず優位を保った三浦だが、終盤の緩手につけ込まれ逆転を許し「(渡辺は)相変わらず鋭い反撃でした」とこうべを垂れた。対局後は活発な感想戦を展開。渡辺は15カ月ぶりに戦った三浦について「以前と(将棋が)変わったとは特に思わないですね」と振り返っていた。

続きを表示

2018年1月27日のニュース