海老蔵 麻央の病状明かした「外に出たい」増えてきた

[ 2017年2月25日 05:30 ]

築地市場内の水神社で公演の成功を祈願した市川海老蔵
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 歌舞伎俳優の市川海老蔵(39)が24日、「三月大歌舞伎」(3月3〜27日、東京・歌舞伎座)で演じる「助六由縁江戸桜」のため東京・築地市場を訪問した。江戸時代から市川宗家の役者は助六を演じるときは魚河岸を訪れる伝統がある。

 報道陣の取材に応じた海老蔵は、乳がんで闘病中の妻でフリーアナウンサーの小林麻央(34)の現在の病状について語った。

 「好転しているわけではないけど、放射線治療の後遺症からは抜けてきています」と説明。「外に出たい」と思う時も増えてきたようで、今月18日には海老蔵が主演した「六本木歌舞伎」を見るために劇場に足を運んだ。昨年6月のがん公表後、舞台を見に行ったのは初めてで、1年3カ月ぶりの観劇だった。

 女優の寺島しのぶ(44)と激しい濡れ場のある舞台だが、海老蔵は「麻央がいるのでエッチなシーンは少し控えめにしました」と苦笑い。麻央の様子を「いい気分転換になったみたい」と笑顔で語った。麻央は体調を見ながら「三月大歌舞伎」を観劇するか決めることになるが、海老蔵は「僕としては、もう少しゆっくりして時間をかけてでも治してほしい」と気遣った。

 また「我が家がどこにあるのか知っている人がたくさんいて“観光地化”しているし…」と麻央を静かな場所で療養させたいという思いと、「子供部屋がないので」と現在、都内の一軒家からの引っ越しを検討中で「今度はマンションにしようかな」と話した。

 「どこに?」の質問には「豊洲!」。築地での取材を意識した様子で、市場の移転問題の時事ネタを踏まえて答えていた。

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2017年2月25日のニュース