初回話題のドラマ「そして、誰もいなくなった」“同名小説”原作ではなくオリジナル脚本

[ 2016年7月24日 14:40 ]

藤原竜也主演の「そして、誰もいなくなった」(C)日本テレビ

 24日に第2話を放送する俳優の藤原竜也(34)主演の日本テレビ系連続ドラマ「そして、誰もいなくなった」(日曜後10・30)。初回の平均視聴率が10・7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と好発進。スリリングな展開が続く本格サスペンスで、インターネット上では早くも“犯人探し”が話題になっている。

 友人や恋人に恵まれ、順風満帆の人生を送っていたシステム開発会社の主人公・藤堂新一(藤原)。新一はネット上に拡散した画像などのデータを消去することができる画期的なソフトを開発するが、ある日、同姓同名の男による事件の容疑が降りかかる。しかも、いつの間にか自分の個人情報が全て他人に盗まれ、新一の方が“偽者扱い”されることに。誰が何のために企てたのか?自己を取り戻すためにもがき苦しむ…というストーリー。

 大学時代の友人役を演じる玉山鉄二(36)、上司役のヒロミ(51)ら出演者が好演。各キャストが意味深な表情を見せる場面が描かれており、インターネット上では「誰が犯人かわからない…」「みんな怪しく見える」と話題に。また、作家アガサ・クリスティ氏の小説「そして誰もいなくなった」がドラマ原作なのかという声もあるが、脚本はドラマ「アンフェア」の原作小説「推理小説」や「天体観測」「ドラゴン桜」「共犯者」などで知られる脚本家・秦建日子氏の完全オリジナル脚本。書き下ろしのため「ネタバレの心配がないからいい」と視聴者の期待も高まる。秦氏もブログなど自身のSNSで「ワクワクしながら書きました。キャストの名前と番手を見たらおおよそのことがわかるとか、そういうのは嫌なので」とつづっている。

 第2話は、オフィスに入った新一(藤原)は、犯人の痕跡が全て消去されていることを知る。その時、オフィスの電話が鳴り「ガキの使い」と名乗る男が、新一に「クイズを解け」と言い、ある数字を教える。数字が電話番号と時間を表していると気付いた新一はクイズを解き、動物園に足を運ぶ。そこには母・万紀子(黒木瞳)と、その車椅子を押す小山内(玉山)の姿があった。そして、万紀子から手渡された封筒に入っていた携帯電話に、その夜、再び「ガキの使い」から電話がかかってくる。その時、新一は謎の男らに取り囲まれ捕まってしまう…という展開。深まる謎と新たな伏線に注目だ。

続きを表示

この記事のフォト

2016年7月24日のニュース