平愛梨 唐沢寿明の言葉が転機…天然キャラでオファー殺到

[ 2016年5月29日 09:45 ]

映画「サブイボマスク」でシングルマザーを演じる平愛梨と(右から)泉谷しげる、ファンキー加藤、小池徹平
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 女優の平愛梨(31)が“一発撮り”で新境地を切り開いている。来月11日公開の映画「サブイボマスク」(監督門馬直人)でも、ここぞというシーンではリハーサルをせず、本番に臨んでいる。真っさらな気持ちで“出たとこ勝負”をすると、より自然に感情を引き出せるという。独特の方法にたどり着いた理由を聞いた。

 現在、3本のバラエティー番組にレギュラー出演。愛らしい「天然キャラ」でお茶の間の人気者になっている。お笑いコンビ「キャイ~ン」らと各地を旅するフジテレビ「もしもツアーズ」では、自身がツアーガイドを務めるようになった11年から撮影現場の下見が行われなくなったという。

 「下見の時、スタッフさんに“ここで驚いて”って説明を受けたら、本番で“わあ、びっくりしたあ”みたいな棒読みなリアクションになっちゃった。それ以来、下見がなくなっちゃいました」

 平の魅力は、バラエティーでも映画でも、本番一発でこそ発揮される。

 バラエティーでの素質を見いだしてくれたのは俳優の唐沢寿明(52)だった。共演した映画「20世紀少年」シリーズ(08、09年公開)の撮影後に「愛梨は“本物”だからバラエティーに出た方がいい」と天然ぶりが向いていると指摘された。

 その通りだった。11年2月にフジ「クイズ・ドレミファドン!」の特番で、敵チームに正解を教えてしまうなど天然キャラの片りんを見せると、他番組からオファーが殺到した。

 「当時は歌がやりたかったから困ったけど、バラエティーはバラエティーで凄く楽しかった。今でこそ一番楽しいし、やりがいがある。唐沢さんは恩人です」

 バラエティーでの活躍が女優業にも生かされている。これからも、ぶっつけ本番で輝き続ける。

 ◆平 愛梨(たいら・あいり)1984年(昭59)12月12日、兵庫県生まれの31歳。99年に映画「ドリームメーカー」でデビュー。映画「20世紀少年」では3000人の中からオーディションで選ばれヒロインを演じた。昨年公開の映画「呪怨―ザ・ファイナル―」で主演。6人きょうだいで上から3番目。1メートル55。血液型O。

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