「ゆとりですが」独創的SNS告知が話題 奥田瑛二ら出演者の親が“番宣”

[ 2016年5月1日 10:00 ]

女優の安藤サクラ(右)と父で俳優の奥田瑛二

 日本テレビ系「ゆとりですがなにか」(日曜後10・30)で連続ドラマ初ヒロインを務める女優・安藤サクラ(30)のSNSが話題だ。主演の岡田将生(26)ら共演者を撮影した写真をアップ。現場の雰囲気のよさが伝わる内容で、作品をよりいっそう盛り上げている。他にも安藤は異例の試みを行っているが、その仕掛けとは――。

 人気脚本家・宮藤官九郎(45)が社会派ドラマに初挑戦したオリジナル作品。若手俳優の岡田、松坂桃李(27)、柳楽優弥(26)が豪華共演。大学3年時にリーマンショックで就職氷河期を体験し、社会人1年目で東日本大震災を経験するなど厳しい現実を見てきた87年生まれの「ゆとり第1世代」が競争社会の中で戸惑いながらも、とにかく必死に毎日と向き合っていく姿を描く。

 1日には第3話が放送されるが、「どんどんおもしろくなります!本当に!」と物語の魅力を語る安藤が仕掛けたのが、芸能一家ならではのSNSプロモーションだ。父は俳優の奥田瑛二(66)、母は女優の安藤和津(68)、姉は映画監督の桃子さん(34)、夫は俳優の柄本佑(29)。4月24日に更新したツイッターでは、「本日!宣伝おじさんエージ」と17秒の動画をアップ。父の奥田が登場し、「ゆとりですが、なにか。見てください」とアピール。父を撮影している。安藤が「ゆとりですがなにかには、このオジサン出ていませ~ん」と言うと、奥田はニッコリ。親子の仲むつまじい様子が見て取れた。

 “ゆとりモンスター”を演じる太賀(23)は俳優の中野英雄(51)を父に持つが、ドラマ放送後の中野のツイッターが面白い。劇中で「先に言っておきますが、褒められて伸びるタイプなんで」「その飲み会、強制っすか」と強烈なセリフをぶっ放す我が子の熱演を見て4月18日には「褒められて伸びるタイプか…」とつぶやき、イジっている。SNSを使いこなす「ゆとり世代」の太賀本人ではなく、昭和世代ど真ん中の父がツイッターを駆使しているのが痛快だ。

 個性派俳優である父たちを巻き込んだドラマ告知。作品の魅力を伝えるための安藤のユニークな仕掛けが今後も注目を集める。

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