オードリー若林 先輩・前田健さん悼む「心眼がある人」ICU見舞う

[ 2016年5月1日 21:20 ]

26日に亡くなった前田健さん

 お笑いコンビ「オードリー」の若林正恭(37)が4月30日深夜放送のニッポン放送「オードリーのオールナイトニッポン」(土曜深夜1・00)に出演。所属事務所の先輩で、虚血性心不全のため26日に亡くなったお笑いタレントの前田健さん(享年44)を悼んだ。

 前田さんは4月24日午後7時15分ごろ、新宿区の繁華街の路上で嘔吐(おうと)して倒れ、心肺停止の状態で病院に搬送された。集中治療室(ICU)で治療を受け、一時蘇生したが、意識は戻らないまま26日未明に息を引き取った。

 若林は「話すか話さないか迷った」としながら「病院のICUに行きまして、マエケンさんのお兄さんが面会させてくれるよう頼んでくれて、会ったんです」と切り出した。

 前田さんの様子について「普通にすぐ起きそうな、寝てるだけみたいな。すぐ起きそうな気がして。顔色も悪くなかった」と振り返り「マエケンさんって、死の淵からよみがえってきて、ものすごい作品を作ったりする感じがあるじゃないですか。絶対、意識が戻る確信があって、ICU出たんです」。確信は現実のものにはならなかった。

 若林は「うちの事務所で、オレが一番、叱られているんじゃないか」としながら、前田さんにかわいがられた数々のエピソードを披露。初対面の時に「顔をじっと見られて『みんな死んじゃえ、って顔しているね』って言われたんだよね。その時、21歳ぐらい。実際、みんな死んじゃえ、って思ってたから。そういうのをすぐ見抜く心眼がある人だった」としのんだ。

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2016年5月1日のニュース