米司法当局、プリンスさんの遺体を解剖 死因特定へ

[ 2016年4月23日 06:43 ]

57歳で急死したプリンスさん(AP)

 米中西部ミネソタ州の司法当局は22日、同州ミネアポリス近郊の自宅で急死した人気歌手プリンスさん(57)の死因を特定するため、遺体を解剖した。結果判明には数週間かかる可能性があるとしている。

 記者会見した地元警察は、プリンスさんが自殺した形跡や、目立った外傷はないと説明した。

 米メディアによると、プリンスさんは今月中旬、訪問先の南部アトランタからミネソタ州に戻る際に体調を崩し、搭乗機が緊急着陸した。事務所関係者は、インフルエンザが原因だったと説明していた。

 プリンスさんの自宅前には22日も多くのファンが集まり、代表曲「パープル・レイン」にちなんで紫色の風船がフェンスに取り付けられていた。

 オバマ大統領は22日、訪問先の英ロンドンでの記者会見で「プリンスを愛している。素晴らしい音楽を生み出した偉大なパフォーマーだったからだ」と重ねて称賛した。

 プリンスさんは21日、音楽スタジオを兼ねた自宅のエレベーターで意識不明の状態で見つかり、後に死亡が確認された。(共同)

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2016年4月23日のニュース