乙武氏妻「次はないわよ」夫婦で登壇 涙のスピーチも最後にクギ

[ 2016年4月6日 05:30 ]

パーティーで不倫を謝罪した乙武洋匡氏

 女性5人との不倫を「週刊新潮」で報じられ、事実であることを認めた作家乙武洋匡氏(40)が5日夜、都内のホテルでパーティーを開いた。当初は自身の誕生日を祝い、今夏の参院選への出馬を宣言するはずの場だったが、不倫を謝罪する舞台へと一変した。

 出席者によると、乙武氏は涙声で「皆さんに騒動を謝った上で、再出発するため、説明させていただきたかった」とあいさつ。笑顔はなく、憔悴(しょうすい)し切っていたという。

 先月24日発売の週刊新潮で不倫が報じられ、自身も認めた。東京選挙区で自民党から立候補目前だったが、同30日に不出馬を表明した。この日のパーティーでは、6日の誕生日を祝い、政界進出を華々しく宣言するはずだった。関係者によると誕生日や政治の話は一切なく、約250人の出席者の前でただ不倫を謝罪した。騒動から初の公の場で、報道陣約70人が集まったが、パーティーは非公開とされた。

 閉会後にコメントを発表。不倫について「私が全て悪い」。今後について「全くの白紙。自分の弱さをしっかり断ち切り、とにかく家族と穏やかな時間を最優先に過ごしたい」「妻に支えられてやっていける」とした。

 不倫報道を巡り、仁美夫人が謝罪コメントを出したことが騒動を悪化したともいわれた。この日も夫人は壇上に立ち、乙武氏の隣に立ってかばった。「私たちは普通の夫婦ではありません。非常に不便です。(夫は)トイレも1人じゃできません。その中で疲れ切り、夫の面倒を見られなくなっていった。(夫が)外泊すると、正直ホッとした部分もあった。そういうことが、夫を追い詰めていったように思います。私も反省しなければいけない」と、自身の責任を強調したという。

 夫妻のスピーチに感動した出席者も多く「さすが政治家として出馬することを考えていただけはある」との声もあった。しんみりとした空気も流れたが、夫人が「次はないわよ」と乙武氏にクギを刺すと大爆笑。この日は、夫人の言葉に助けられたようだ。

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