乙武氏 涙で明かした表と裏…求められる“乙武像”を演じ続けた

[ 2016年4月6日 08:40 ]

パーティーで不倫を謝罪した乙武洋匡氏

 女性5人との不倫を「週刊新潮」で報じられ、事実であることを認めた作家乙武洋匡氏(40)が5日夜、都内のホテルでパーティーを開催した。出席者によると、乙武氏は涙声で「皆さんに騒動を謝った上で、再出発するため、説明させていただきたかった」とあいさつ。「清廉で元気な乙武を演じてきた。表と裏があった」と声を震わせたという。

 報道後の2週間は、自身を見つめ直す日々だったようだ。関係者によると、乙武氏は「乙武洋匡とは何だったのか考えました。元気でクリーンなイメージの乙武があります。そういったイメージを皆さんが期待している乙武を演じてきた部分がある」と吐露した。

 早大在学時に著書「五体不満足」がベストセラーとなった。両手両足がないハンデをものともせず、作家やキャスター、教師として活躍する姿と明るい性格で人気者になった。だが「やんちゃでおどけた乙武というのは、近しい人には見せてきた。表と裏があった。弱い自分が、どんどんクリーンな、期待されているイメージの中でエスカレートしていった」と自己分析したという。

 乙武氏は閉会後にコメントを発表。今後については「全くの白紙。自分の弱さをしっかり断ち切り、とにかく家族と穏やかな時間を最優先に過ごしたい」とした。

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