号泣元県議、また容姿変貌 第2回公判はジャージー&ヒゲたくわえ入廷

[ 2016年2月22日 13:33 ]

 日帰り出張を繰り返したなどと虚偽の報告書を提出し、政務活動費約913万円をだまし取ったとして詐欺罪に問われた元兵庫県議・野々村竜太郎被告(49)の第2回公判が22日、午後1時10分から神戸地裁で開かれた。

 剃(そ)り上げたスキンヘッドと黒いスーツ姿で登場した今年1月26日のやり直し裁判とは一転、この日の公判では黒いジャージーを着て顎ひげと口ひげをたくわえ、もみあげを伸ばした姿で入廷した。スキンヘッドだった髪は少し伸びていた。

 被告人質問では検察官にヤフーカレンダーに自分の行動を入力したか?と問われると野々村被告は「はい」と答えたが、兵庫県の城崎に出張と入力したか?と質問されると「記憶にございません」と返答した。そのほかにも東京への出張についても「時間が経過しているのではっきり分かりません」と起訴内容を否定した。

 ▼号泣会見VTR 政務調査費からの不適切支出が発覚。14年7月1日に行った記者会見では、約8分にわたり「やっと議員になったんです」「高齢者問題はぁ…我が県のみならずぅ…んぁ!はっは」と右手を机に叩きつけて絶叫、泣きじゃくった。この様子はネットの動画サイト上で公開され何十万回も再生されたほか、複数の海外メディアも「フルスロットルの謝罪」(英タイムズ紙、電子版)と紹介した。

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2016年2月22日のニュース