小林愛実さん ショパン・コンクール本選進出 日本人15年ぶり

[ 2015年10月17日 08:50 ]

 世界の若手ピアニストが5年に1度、腕を競う「第17回ショパン国際ピアノ・コンクール」の3次予選の結果が16日、ワルシャワで発表され、山口県宇部市出身の小林愛実さん(20)が本選進出を決めた。日本人の本選進出は2005年以来となる。

 小林さんは結果が発表されると「とてもうれしい。本選でオーケストラとショパンの曲を共演するのを楽しみにしている。100パーセント準備ができている」と話した。

 本選は18~20日に行われ、小林さんのほか地元のポーランドや米国、カナダ、韓国など計8カ国の10人で争われる。最終審査結果は20日深夜(日本時間21日朝)に判明する予定。

 同コンクールは1927年に始まり、若手ピアニストの登竜門として知られる。優勝経験者にはマルタ・アルゲリッチさんやスタニスラフ・ブーニンさんらがおり、これまでに日本人も数多く入賞している。(共同)

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