吉田沙保里、初の生歌披露で観客魅了「やるからには紅白目指す」

[ 2015年10月13日 18:00 ]

メンバーの石井大貴(右)とともに生歌を初披露した吉田沙保里

 レスリング女子の吉田沙保里(33=ALSOK)が13日、東京・池袋のサンシャインシティ噴水広場で行われた音楽ユニット「Wellstonebros.」の新曲「目を覚ませ」(14日発売)のリリース記念イベントで歌声を初めて生披露。発売前からネットを中心に「奇跡のハイトーン」などと評価されていた美声で観客を魅了した。

 「Wellstonebros.」は、TBSアナウンサーの石井大裕(ともひろ、30)と、同局営業局員の石井大貴(ともたか、33)による兄弟ユニット。昨年9月に韓国・仁川で行われたアジア大会で現地キャスターを務めた大裕と吉田が意気投合。レスリング界史上初の大会4連覇を達成し、帰国後に大貴を交えてカラオケに行き、石井兄弟が吉田の歌声に惚れ込み、“客演”としてユニット参加が決まった。作詞は大貴が担当しており、日本中の全ての人を奮い立たせるファイトソングとなっている。

 この日は、アナウンサーの大裕が帰国したラグビー日本代表の取材のため、急きょイベントを欠席。吉田は大貴と2人で出席した。「普段から歌は大好き。母の車の中でおっきな声でいっつも歌ってました」という吉田。これまでもCMで歌声を披露することもあったが、「CDデビューもびっくりです。全然(考えてなかった)です」と謙そんも、「趣味がカラオケなので(デビューは)うれしかったです」と笑顔。大貴はそんな吉田の歌に「めちゃくちゃ音感が良くて歌がうまいんです」と太鼓判を押した。

 歌唱前には「いや~緊張しますね。初めてのことなんでね。試合より緊張します」と話していた吉田だが、「世界選手権前にもずっと聞いていた」という楽曲を堂々と歌い上げた。「緊張したんですけど、歌っているうちにちょっとずつ慣れてきた」と数々の大舞台を踏んできた吉田らしいコメント。イベント開始前は「どれだけの方が来てくれるか心配していた」というが、「手拍子もしてくれたので、嬉しかった。緊張はありましたけど、真剣に聞いてくださったので、しっかりと届けようという気持ちに変わりました」と充実の表情を見せ、「やるからには皆さんにいっぱい聞いてもらいたい。やるからには紅白を、高いところを目指したい」と大きな目標を掲げた。

 歌声を披露した後は、CD購入者を対象にした握手会を行いファンと交流を楽しんでいた。

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