ざわちん、生き別れた姉と涙の再会「頑張れるのはお姉ちゃんのおかげ」

[ 2015年9月14日 20:32 ]

ざわちん(右)と母アロナさん

 ものまねメークで人気のタレント、ざわちん(23)が14日放送のTBS「私の何がイケないの?」(月曜後7・00)に出演。幼い頃に生き別れた姉と再会。姉への思いを番組で告白した。

 ものまねメークを世に広めて芸能界や美容ビジネスで成功を収めたざわちんだが、幼少期には悲しい体験をしていた。ざわちんはフィリピン人の母・アロナさんと日本人の父とのハーフ。母のアロナさんは18歳の頃にフィリピン人男性と結婚し、ざわちんの姉・チャイさんを出産した。だが、周囲に結婚を反対されてシングルマザーに。両親にチャイさんを預けて出稼ぎするために日本に渡った。その後、日本人男性との間にざわちんをもうけたが生活は厳しく、フィリピンの家族にざわちんも預けることに。

 ざわちんは3年間フィリピンで祖父母に育てられ、6歳になった98年に日本に住む母アロナさんに引き取られることになった。だが、姉のチャイさんはフィリピンに残ることになってしまう。母アロナさんは「親戚もいないし、2人の娘を日本で育てるのは難しいと思った」と悲しい決断をした理由を明かした。

 ざわちんは「姉には感謝しています。離れていてもずっと自分のことを応援してくれたり…。こうやって自分が仕事を頑張れるのもお姉ちゃんのおかげ。でも、フィリピンでの生活を見ているとやっぱり不便なことが…」と涙を流しながら姉への思いを語った。

 今回、番組企画で姉チャイさんが来日。日本での家族3人の再会が実現した。渋谷で買い物したり、母アロナさんの手料理を食べたりして親子水入らずの時間を過ごす。その後、3人で思い出話を始めると母アロナさんは「物心つく前に2人を別れさせてしまいごめんなさい。たくさん嫌な思いをさせてしまった」と心から後悔していたと娘たちに謝った。姉のチャイさんは「小さい頃は嫉妬したこともあったけど、大きくなってからは恨みはないよ。すべては母さんが私たちのために頑張ってくれだことだから」と言い、過去を悔いる母を許していた。

 貧困が生んだ悲しい少女時代を乗り越え母と姉としっかりと向き合った、ざわちんは「今はすごい幸せです」と笑顔で語っていた。

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