V目指す阪神に心強いデータ 読売テレビ中継の主催試合は無敗

[ 2015年9月9日 08:17 ]

10日の阪神対巨人戦を実況する読売テレビの小澤昭博アナウンサー

 10年ぶりのリーグ制覇を目指す阪神に、心強いデータが判明した。今季、読売テレビが中継した阪神の主催試合は8戦全勝。10日の巨人戦(甲子園)に勝てば9連勝となり、12日の広島戦(同)で、レギュラーシーズン10連勝締めを狙う。

 3月27日、京セラドーム大阪で中日との開幕戦を制したと思えば、翌28日の同戦も連勝。主催試合6連勝をかけた交流戦の日本ハム戦は、開幕から7連勝中だった相手先発の大谷翔平投手(21)との“対決”を1―0で制し、勢いに乗ってここまできた。

 現在首位も、セ・リーグの優勝争いは大混戦。大一番を前に、実況担当の小澤昭博アナウンサー(46)は、「意識せず、でも、(連勝の)流れを止めず、勝って12日につなげたいですね」と意気込んだ。そして“神話”については「偶然が半分、必然が半分だと思います。ここまで中継に携わった先人たちの真摯(しんし)な取り組みが集約されたのでしょうか。これからもおごることなく、ひたむきに、コツコツと取材を続け、現有スタッフで中継に取り組んでいきたい」と語った。

 小澤アナは明大卒で在学中はゴルフ部キャプテン。入社24年目で野球、サッカー、ゴルフを中心に実況してきた。学年が1つ下の元阪神・桧山進次郎氏(46=野球評論家)と親交が深く、入団から引退までを見守り、プライベートでもゴルフのラウンドをする間柄。同局の関係者は「(アナウンサーとしての)経験値も高く、スポーツアナ4人の中でもエース的な存在」と説明する。そんな小澤アナも日本シリーズの実況は未経験。「夢ですね」と10年ぶりの歓喜、その先に続く道のりを待ち望んだ。10日は午後7時から関西ローカルで中継。

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2015年9月9日のニュース