綾瀬はるか 久米宏と司会 「家族」テーマ、戦争の悲惨さ伝える

[ 2015年7月1日 06:26 ]

TBSの戦後70年特番「千の証言SP 私の街も戦場だった2“家族と戦争”」(仮)の司会を務める綾瀬はるか

 久米宏(70)と綾瀬はるか(30)が、終戦記念日の8月15日夜にTBSで放送される特番「千の証言SP 私の街も戦場だった2 “家族と戦争”(仮)」の司会を務める。

 戦後70年の節目に、さまざまな角度から戦争の悲惨さを伝える内容。テーマは「家族と戦争」で、戦争を知らない世代の著名人が戦争体験者の親族らを取材し、当時の状況を伝える。また、米軍戦闘機の翼などに設置されたガンカメラの映像を公開。スタジオには実物大の特攻兵器や、戦時中の家庭や防空壕(ごう)などを再現し、司会の2人が疑似体験する。

 広島市出身の綾瀬は、10年から同局の「NEWS23」で戦争企画を担当し、戦争体験者から話を聞くことをライフワークとしている。これまで、広島、長崎、沖縄などで取材してきた。今年も広島から、原爆が投下された8月6日に中継で同番組に出演が決定。今回の終戦特番も過去の取材経験からの抜てきだ。

 「お会いした戦争経験者の皆さんは、話すのもつらく、悲しい思いの中でお話をしてくださいました。そして、何人もの方が取材後にお亡くなりになりました。私たち戦争を知らない世代に伝えようとされたことに、番組を通じて耳を傾けていただけたら」と、使命感たっぷりに抱負を語った。

 久米は70年の人生が、戦後70年の歴史そのもの。「さらに70年、戦争のない国であってほしい。70年の平和は、若い人の考え方にかかっています」と、綾瀬ら若年層へその思いを伝える。

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