樹木希林「駆込み女…」ヒット御礼も「いまだタイトル覚えられない」

[ 2015年6月16日 15:49 ]

映画 「駆込み女と駆出し男」のヒット御礼舞台あいさつを行った樹木希林

 女優の樹木希林(72)が16日、出演映画「駆込み女と駆出し男」の大ヒット舞台あいさつを東京・新宿ピカデリーで行った。公開から丸1カ月で観客動員71万6413人、興収8億5065万円を突破。主演の大泉洋(42)らが1度、御礼舞台あいさつをしたが、樹木の「もう1回やりましょうよ」という提案で実現した。

 しかし、観客のリピーター率が高いことを聞くと「セリフがあまりに早口で分からないからよ」とチクリ。先日、カナダ・トロントでの日本映画祭で上映された時のタイトルが「KAKEKOMI」だったと知ると、「日本もそのくらいにしてもらわないと。私もいまだに覚えられないんだから」と“希林節”全開で、同席した原田眞人監督(65)を閉口させた。

 さらに、観客からの質問で「出演者が皆、(舞台の)江戸時代を生きているようだった」という意見が出ると、「私はキャスティングの全部が全部、ピタッと合っているとは思わない。ある人については、リハーサルの時から監督に“変えるなら、今”と言っていた。でも監督は、きれいな人に目がないから」と意味深に持論を展開。それでも、「これだけの映画にしたのは監督の力。江戸時代のどこか天真爛漫で、過酷なところもあるけれどうまくいろいろなものを兼ね合わせて生きていく人間の力を感じました。いい映画に出演させていただいて感謝感激です」と持ち上げ、盛大な拍手を浴びていた。

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